皆様こんにちは!
Bonjour à tous !

スタッフのつぶやきのブログ再開にて、私もこの度参加させて頂くことになりました、ネット担当をしておりますUMEです。
どうぞよろしくお願い致します。
レ・シューでお仕事をさせて頂く前はフランス、パリで生活をしており、フランスに関わりのあるレ・シューでお仕事をさせて頂いてます事、大変うれしく思います。フランスの事、日常の事などを綴らせて頂けたらと考えております。
パリでの生活の楽しみの幾つかに、週末開催される蚤の市巡り、パリ散策、また日々パリの美しい建物や街並み、自然を眺めるだけでも心が潤され、満ち足りた気分になったものでした。
そんな私の職場での興味の一つに、レ・シューの建物、お庭、店内の素晴らしい演出。
今回は以前から気になっておりましたお店の内装についてこのブログで紹介させて頂きたく、シェフにお話しを伺いました。

それでは、皆様をご案内致します!
Alors, je vous  présente chez Les Choux!

建物の入り口に一歩入ると、まず目につくのが正面に飾られているレ・シューのシンボルモチーフの天使達。
2003年に今現在の店舗に新築した時に、新しいけど老舗の雰囲気を出したいというシェフの考えから、燭台付きのランプが対で壁に掛けられ少し薄暗い空間に、重厚な家具と共に飾られたのが、フレスコ画で描かれた二人の天使でした。なんとこのフレスコ画、イタリアでフレスコ画の修復、そして日本で大人気のテーマパークのフレスコ画も手掛けたイタリア人のアーティストに依頼して作成された作品なのです!
「まあ、すごい!」と、ここでまずびっくりしました。
絵を飾る額は、いつもレ・シューの素敵なお庭を手掛けて頂いている職人さからプレゼントされたオリジナルの額。フレスコ画のいにしえ感と、ナチュラルな額がとても良い雰囲気を醸し出してます。

 

フレスコ画で描かれた天使達

入り口の演出に、このようなこだわりがあったのですね。

 

さぁ、店中にはいってみましょう!
On y va!

薄暗い入り口を右に折れて、さらに右に折れると、店内のコンセプトは日本の人が思い描く南仏のオーベルジュ。
*オーベルジュAuberge : フランスの田舎にあるレストラン付きの小ホテル

先ほどの薄暗い入り口から一変して優しい日の光が差し込む店内は、明るく色とりどりのお花や商品を揃えてお客様をお迎え致します。
毎日パティシエ達が作る美味しいお菓子が並ぶショウケースがあり、季節毎に作られる素敵なラッピングが並んだ棚がある店内の空間は、パティオという設定に。
*パティオPatio:スペインや南仏でみられる装飾が施された中庭

店内の壁は、オーベルジュの外側のデザインになっており、中庭という設定で耳を澄ますと鳥の声が聞こえてきます。
上に目を向けると、ヨーロッパの建物によく見られる木の鎧戸と季節のお花屋や植物が飾られた窓辺の風景、そしてバルコニーから続く階段は建物の入り口へとつながってます。
中のお部屋ってどんなのかなぁって想像したくなるような、そして店内なのに建物の外側の中庭にいるような錯覚を感じてもらえたらと、そんなシェフの楽しい遊び心がお店の彼方此方に込められております。
さらに、外壁がデザインされてます窓やバルコニーは、より遠くに感じるように普通のサイズより小さく作られ、遠近法の技法が施されております。

外壁がデザインされましたバルコニーからの階段と木の鎧戸付きの窓

 

小物にも興味津々です。

レ・シュー広場
琺瑯製のパリ市の道路標示名案内と同じ表札は、
フランスのアトリエに発注して作って頂いたそうです。

フランスでかつて使用されていましたキッチン小物が、可愛らしくディスプレイされてます。

 

レ・シューの美味しいお菓子や素敵なラッピングギフトを演出してくれる内装やオブジェ達。
シェフのお話は尽きることなく、とても楽しく聞かせて頂きました。
きっと皆さまもご来店の際に、「あ、これ可愛いな!」って思われたディスプレイや小物があるかと思います。
まだまだ今回紹介しきれない、いろいろ気になる小物たちがありますが、今回はこの辺で。

皆様最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

Merci à tous et à la prochaine!
UME