こんにちは!販売クルーの中井です!
社内のクルーたちも、興味津々のSAZUKAの小話、第二弾いきたいと思います!
皆様お付き合いくださいませ♪
前回は『チョコレートの語源からチョコレートが出来るまで』
その中でも「チョコレートの語源」についてお話ししました。前回のお話はこちら
今回は「カカオとココア」です。
カカオの言葉は『カカウcacahu』からきており、これはメソアメリカ(中央アメリカ)の現地語に由来しています。
一方、ココアという言葉は、一説には英国生まれの言葉と言われています。
英国人にカカオ(kakao)は発音しにくいとのことから、母音がひっくり返って、kokoaすなわちココア(cocoa)となったと言われています。
結局のところ、カカオとココアは全く同じ言葉であるので、どちらを使ってもよく、統一ルールもなく各国で好きなように使用しているのが現状です。
一方、カカオビジネスの世界的な取引の場では、天然の状態をカカオと呼び、人の手を経たものをココアとして一応区別をしています。
このルールによって、世界的には、ココアの樹とは呼ばずに、カカオの樹、取り出された種はココア豆(cocoa beans)と言っています。
これにのっとり、その後の製品はすべてココアで、cocoa nibs, cocoa liquor, cocoa cakes, cocoa powder, cocoa butterとなります。
そして日本では、一般的にもっと人の手が加わった、加工度が高いものにココアという表現を使用していることが多いので、世界的な呼び方と少し異なってきます。
日本では、発酵しただけの種はカカオ豆。皮をむいただけではカカオニブ。それをすりつぶしただけのものはカカオマス。そしてそれの油を分離するという手を加えたものはココアバター、ココアパウダーと呼ぶことが多いです。
まあ、結論としてはどっちでも間違いではないということです。
ちなみに僕は、ココアと発音せずにすべてカカオと発音するようにしています。
なぜならカッコいいし、世界の有名パティシエもカカオと発音しているからね。(・∀・)
第二弾、いかがだったでしょうか。
そう、私自身もチョコレートの原材料でよく目にする「カカオバター」。メーカーによって、「ココアバター」と書いているものも多くみられ、大阪出身の私は、「どっちが正しいねん!!」と心の中でよく突っ込んでいました😹
結局はどちらでも正解だったということがわかって、スッキリしたような、一つに統一しようぜ…と思うような…そんな心境です。
第三弾は『カカオ豆の輸入』です!
是非お楽しみに♪
それでは、今回も拙い文章になってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!