Bonjour,
こんにちは、ネット担当のUMEです。

まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしの事と思います。
レ・シューでは夏のデザート、クリームソーダーや季節のフルーツ、マンゴー、桃などを使用しましたケーキがショーケースに並び、皆様のご来店をお待ちしております。また、年間を通してまして倉内シェフブランドの6種類のジンジャーシロップをご用意しております。
夏の暑い時期でしたら、ジンジャーシロップを冷た~い炭酸水と割ってジンジャーエールとしてお飲み頂くのがオススメです。

さて今回は日本ではあまりお馴染みではないけれど、フランスのカフェではとてもポピュラーな冷たい飲み物をご紹介させて頂きます。

Boissons fraîches à la française pour l’été 
夏の冷たい飲み物ア・ラ・フランセーズ

まずはソフトドリンクから。

ミントシロップの冷たい飲み物『Menthe  à l’eau』マンタロー(フランスを紹介するガイドブックでは、万太郎と覚えなさいと、良く書かれてました!)。名前の通りミントのシロップに冷たいお水を注いだミント水です。
グラスに注がれた涼しげなグリーンの飲み物は見た目にも爽やかで、ミントの風味がスッキリと喉を潤してくれます。

ミントのシロップに水ではなくソーダ水のレモネードを注ぐと、『Diabolo menthe』ディアボロマントという飲み物に変身。
元々ドイツの飲み物が1920年頃にフランスに入ってきたそうです。その後はすっかりパリのカフェでのポピュラーな飲みもになっています。
ディアボロマントという音の響きが個人的にカッコ良く感じ、私の好きな飲み物の一つです。

フランスではミント以外にも様々なフルーツのシロップがスーパーに並んでいて、カシス、ザクロのシロップなど、炭酸水と割って飲む夏のドリンクとして私も良くいろいろなシロップをスーパーで御用達しておりました。
シロップのメーカーでは、日本にも輸入されてますモナン社のシロップが有名ですが、今回調べましたら伝統あるこの会社の商品は、現在なんと150種類ものフレーバーがあるそうです!

 

夏のパリのカフェのテラスの様子

 

アルコール飲料も紹介します。

まずは、『Panaché』パナシェ。ビールとレモネードを混ぜ合わせた軽めのアルコールドリンクです。名前の由来は『混ぜ合わせた』というフランス語『Panaché』から来ています。

パナシェの兄弟(勝手に兄弟と呼んでます)、『Monaco』モナコ。こちらはラズベリーや木苺など赤い実のフルーツのシロップにレモネードとビールを合わせた紅色が美しい飲み物です。
赤い実のシロップの紅色とレモネードの白い色がモナコ王国の国旗を思わせるところからモナコという名前がついたそうです。

パナシェもモナコも瓶入りでスーパーでも手軽に購入が出来る飲み物なので、こちらも良く夏の間御用達しておりました。

 

爽やかな飲み物のプチレシピ

 

ビールもフランスのカフェの代表的な飲み物です。
『Pression』生ビールや『Bière』瓶のビールも良く飲まれてますが、私のオススメは、『Bière blanche』白ビール。カフェにも寄りますが、白ビールを頼むと、口の広いグラスに白ビールが注がれレモンの輪切りが飾られてサーブされます。
黄金色の白ビールとレモンの爽やかな香りを、カフェのテラスで味わうのはサイコーな気分です。
(白ビール:原材料に大麦麦芽だけでなく、小麦麦芽あるいは小麦を多く使っているビールの総称)

 

パリのカフェのカウンター
生ビールや様々なアルコールが並んでいます

 

そして最後にワインの紹介を。

夏はやはり冷たく冷えた白ワイン、いいですよね。
そして爽やかな辛口タイプのロゼワインも夏の飲み物としてオススメです。
夏になるとフランスのワイン売り場では、ロゼの紹介、そしてロゼよりもう少し赤みが薄い『Gris』グリ(グレーという意味)というワインも良く紹介されてます。
ロゼワインの代表格の一つは、南仏ワインの『Côte de Provence』コート・ド・プロヴァンス。
コート・ド・プロヴァンスは、フランスではお値段もお手頃で、カフェやレストラン、ほとんどのワイン売り場に並んでいるお馴染みのロゼワインです。
南仏では、ロゼワインを頼むと氷がついてくることが!
一説によりますと、氷でワインが薄くなってしまうので邪道という説もありますが、南仏では冷たいロゼワインに氷を入れて飲む習慣が今でも続いているようです。

今回は冷たい飲み物を紹介させて頂きました。
この時期、フランスでは『Bonjour!』の挨拶と同時に最も良く耳にするのが、Vacancesヴァカンスの話題。
暑い日本の夏ですが、適度に水分を補給して頂き、どうぞ素敵な夏をお過ごし下さい。
最後までお読み頂きまして、どうもありがとうございました。

Bonnes Vacances!
A bientôt!
UME