こんにちは!販売クルーの中井です!
実は10月から産休育休に入ってしまう、中井です( ;∀;)
レ・シューの最新のこと。クルーの日常。そして鎌倉での暮らし。。そしてSAZUKAの小話。。
皆様にお話ししたいことはたくさんあるのですが、一旦中井からの配信は小休憩に入ります!
私の話はこれくらいにしておいて。。
少し間があいてしまいましたが、SAZUKAの小話、第5弾いってみましょう。
前回の第4弾
「カカオ豆について」に続き
今回は、”チョコレートの座学”について話したいと思います。前回のお話はこちら
第5弾!
チョコレートの座学について
「豚に真珠、犬にチョコレート」
犬にチョコレートは食べさせてはいけません!
なんで???と思う方もいるかもしれませんが、
チョコレートには
実はテオブロミンという物質は
リラックス効果を生み出す反面、
心
中枢神経を興奮させる作用があり、
犬はこのテオブロミンを代謝す
チョコレートを食べると急激に心拍数が上
心臓発作、急性心不全を起こす事があります。
例えば、体重1kgの犬が板チョコ1枚を食べると、生命に危険な
自分が美味しいからといって食べさせたい気持ちは分かりますが、
「カカオ豆の産地=消費地ではない」
みなさん不思議に思ったことは
ありませんか?
農作物は取れたところで食べるのが1番美味しいし、
食生活の一部
カカオの実が収穫されるところは赤
そこではほとんど消費されず、
ヨーロ
その理由としては3つ考えられます。
①カカオ豆は高値で取引されているため、地元の人には手が出ない
②多くの栽培地(特にアフリカ)は、はじめからヨーロッパなどへ
③ココアバターの融点は32℃程度だが、熱帯の気温では通常のチ
よって美味しくシャープな口溶けを楽しめるのは、寒い地方に限ら
でも冷静に考えてみると、やっぱりおかしい作物ですね。
他にも理由があるかもしれません。
他に情報をお持ちの方はご連絡
ところで、チョコレート・ココアの取り扱いの方法をご存じでしょうか?
保管は
温度20℃以下、
理想的にはブルームを防止するために、16~18℃がいいとされています。
※ブルームとは
チョコレートの表面が変質し、白く固まった状態のことをいいます。
成分が析出し、白く粉を吹いたように見えることから
「植物の葉っ
ブルームを進行させないためには、温度が低いほうが良いのですが、
あまり低いと
そして、湿度は55%以下、
虫害・着臭・吸湿・粘度上昇の防止の

フランスにて、チョコレートについて研修に赴いた若き日の佐塚(2001年)
そして、もしご覧の皆様が、
バレンタインなどに手作りでチョコレート菓子を作ることがあれば、
以下を参考にしてみてください。
チョコレートは種類によって溶解する温度が異なります。
スイート(ビター)の溶解温度は、45〜50℃。
ミルク・ホワイトの溶解温度は40〜45℃
高い温度に長時間置かれるとスイート(ビター)はせっかくの香りが飛んでしまいます。
そして、ミルク・ホワイトは乳タンパクが変性してしまい、
風味が悪くなってしまうのと、粘度が上
こうなってしまうと、せっかくの口溶けが悪くなってしまいます。。。
低温保管にも注意が必要です!
冷蔵流通・保管など低温に置かれた場合は、
そのまま開封すると結
吸湿・風味劣化・ブルームの原因となるので
必ず常温に戻し
そう、カカオ製品は愛情を持ってから開封するようにしてください。

お菓子について考える?佐塚
いかがだったでしょうか?
今回は盛りだくさんの内容でした!!
チョコレートは本当にデリケートな物質で、
レ・シューの製造現場でも、チョコレートを使用した製品が様々ありますが、
温度の管理などに苦労しながら、製造している現場を目にします。
美味しいチョコレートを使った焼菓子やケーキの裏側には、
パティシエたちの努力と技術の結晶が散りばめられているのだと痛感した中井でした!
長くなりましたが、SAZUKAの小話はまだまだ続きます♪次回をお楽しみに!!
それでは、今回も拙い文章になってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!